久々に韓国映画。最後のほうは涙ナシでは見られませんでした。。
DVの夫から、身ごもったわが子を守るために夫を殺してしまった女性が、刑務所で子供を産み、刑務所のルームメート(最初は彼女も含めて4名、そして後に5名に)たちと一緒に子供を育てている。ただし、法律で、刑務所で許される子育て期間は1年半。親戚に預けるということもできるのだけど、彼女は自分の罪の重さのためか、養子に出すことを決意しているので、1年半後には「別れ」が待っている。子供はお母さんが大好きで、とても素敵な笑顔を振りまく男の子なのだけど、お母さんが歌うと、泣き出してしまう、そうお母さんは音痴。。。 そんな彼女が、刑務所のイベントで、素晴らしい歌声の合唱を聞いて、自分たちの刑務所で合唱団を結成し、歌も上手になっていく。そして、刑務所のルームメートや、他の仲間たちも隠したい過去を共有し、合唱という目標を共有し、バラバラだった合唱が、素晴らしいパフォーマンスとなっていく。
そしてここからは、物語が再会と別れを繰り返していく・・・
物語が展開していくと、「あのシーンが」、「あのセリフが」と、伏線の見事さにも素晴らしく、感動をさらに盛り上げている。
刑務所の様子が現実的なのか韓国事情は分からないけど、刑務所の事情は日本のものとはずいぶんと違うように見えた(質素だし、個室があるわけではないけど、ルームシェア的な、また小物なんかもカラフルだったし、テレビもおかれていたし(ビデオだけ見られるものかもしれない)、それからネタバレにもなるような驚きも)。 それゆえに、この映画の喜びも悲しみも、より深く感じてしまうのかもしれない。
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